もう終わってしまいましたが、
今年のLGBT成人式に『ライフヒストリーカード』という取り組みがありまして、
恥ずかしながら、私も書かせていただいたので、それを転載してみます。
・名前: ともぞう
・年齢: 41歳
・居住地: 東京都
・セクシュアリティ: 女性として生活を送っているFTMでゲイ
・職業: 特別養護老人ホーム 生活相談員
・好きなもの: しゃべること、人の話を聞くこと、本を読むこと、などなど。
○あなたのこれまでを振り返って。
小さい時は、何か変だな?と思いながらもフツーに女の子の中で暮らしてきていました。
高校生になった頃から、なんとなく『?』が大きくなってきたものの、
ずっと一貫して男性が好きだったので、男性が好きな自分は“女性”なんだろうなーと
思いながら違和感をやり過ごしてきました。
22歳の時に『トランスセクシャル』や『FTM』という言葉を知り、自分はこれだ!と気づきました。
その後、30歳くらいまでの間は男性として暮らそうと頑張ってみました。
しかし、自分の場合はどうしても男性として暮らしていくことが難しかったので、
それ以降ずっと自分の違和感を飼いならしながら、女性としての社会生活を続けています。
○あなたにとって“オトナ”って?
“オトナ”ってなんでしょう?
すでに中年と呼ばれる年齢になった自分ですが、いまだ“オトナ”とは言えないような…。
オトナな年齢でも、実はオトナじゃなくて、
オトナな年齢じゃなくても、実はオトナだったりして…と、
その人の物事の見方とか考え方とか、そういったものが成熟してるのが“オトナ”だと思います。
○そんなあなたから他の誰かへ。
生き方は必ずしも一つではないと思います。
いろいろなことに迷いながら、寄り道しながら…。
そんな経験が、いつか自分の糧になると思うのです。
だから、迷うことも、寄り道することも恐れないで下さいね。
「~だから~しないと」ってことはありません。
いろいろな方法がありますし、色々な生き方があります。だから、一つに決めることはありません。
自由に、自分が一番楽に居られるようにいきましょう!お互いにね。
てな具合です。
うーん、いつ読んでもどの口が言ってるの!だなぁw