2013年3月17日日曜日

映画『ぼっちゃん』見てきました

と、言うわけで?夜勤明け寝不足の体にむち打って、ユーロスペースに「ぼっちゃん」を見に行って参りました。

今話題の、東急東横線に乗ったら、出口がわからない・・・。
そこからまたググル先生の地図を頼りにユーロスペースへと向かったのですが、なんせ渋谷なんぞほとんど行かないもんで、また迷う・・・。
結局、着いたのは約束の時間を20分も超過していたのでした。

大森監督他、キャストの舞台挨拶もあるし・・・と思って、開映時間よりもい1時間ちょっと早く着いたのですが、整理券番号は1桁代・・・。
おいら含めて3人で行ったのですが、みな唖然。
でも、開映時には結構人が入っていましたですよ。

で、映画でございますが・・・。なんて言ったらいいんでしょうか。
一人一人がすごく痛いし、すごく愛おしい映画でした。
私は、主人公に感情移入しちゃいましたけどねwでも、たぶん、登場人物の誰かに感情移入できちゃうんじゃないかな・・・
そうでもないか。
いわゆる、負け組にはすごく感情移入できるかも(おぃ)

長野県の佐久が舞台で、佐久には、町田市の自然休暇村がありまして・・・
なので、なんだか、懐かしい感じがしました。
何度か佐久には言ったことがあるのです。
星空がまた綺麗に映し出されていて、ほぅとため息。
綺麗な星空と、地上で起こってることのコントラストがまた・・・

最後のシーン、あそこで寸止め(っていうのかな?)な感じが良かったです。
結末は知っているんだけど、でも、あそこで留まってくれてるので、もしかしたら・・・って淡い期待があったりする。
うーん、無いのか?でも、でも・・・って。
あと、安直に司法の手に委ねないところもいい。

ネタバレするので、詳しく言えないですが、私としては、そこは司法が裁くのではなく・・・っていう気分だったので、うんうんと納得いたしました。はい。
万人にお勧めできないけど、でもおすすめしたい。

見終わって、愛って何だろう?一人で生きていくことって、二人で生きていくことって、自意識って、イケメンって・・・、いろいろと何だろう?って考えちゃいました。
傷を持ってても、持ってるから、イタい奴だけど、イタい奴だから・・・。
逆説的に、生きる希望が沸いてくるっていうか。なんていうか。

上映後に舞台挨拶があり、パンフレットに大森監督と主要キャストがサインをしてくれる時間があったのですが、おもいっきり大森監督に「ぼっちゃん」の話ではなく「まほろ」の話をしてしまいました・・・wごめんなさい。

だって、まほろの住民としては、すっごくあの映画がいいんだもの。
特に私が、だけど。

しをんちゃんとのトークショーにも行ったことまで話してしまいました。
監督的には迷惑だったかも。ごめんなさい・・・。
もっと、「ゲルマニウムの夜」から見てますとか言えば良かったか・・・orz

「ぼっちゃん」の感想はとてもじゃないが、その場では言語化出来ませんでした。
今もまともに出来てないw
とにかく、いい映画を見ました。
こうやって語れること自体、本当にいい映画だったと思います。

夜勤明けで思わず寝るか?と思ってたけど、最後まで目を見開いておりました。
いやはや、いい映画見て満足至極ですよ。