2016年8月28日日曜日

【こんな本を読んでみた】 精神科治療学 Vol.31 No.8 2016年 8月号〈特集〉LGBTを正しく理解し,適切に対応するために

精神科治療学 Vol.31 No.8 2016年 8月号
お高いですが、アマゾンでポチりました。
『精神科治療学』に賛否あるようですが、私は仕方ないと思うなぁ。
精神科の先生方に知って欲しいしねぇ…。

セクシャルマイノリティも、ウツだなんだと精神科に受診するけどさ…。
知らなくて、かえって傷つけられる事もあるし
(つか、現実問題として、精神科医に傷つけられた経験あるし…。)

性同一性障害が精神疾患か否か?な問題は別として、
純粋に精神疾患で安心して受診出来るようになりたいっす…。
(今のクリニックは平気だけど。)

で、読んでみました。

当事者や、当事者の近くにいる人ではなく、
いわゆるLGBTを知らない医療従事者(医師?)向けなんだと思うので、
内容は十分な気がするんだけどなー。

自分がうつと強迫性障害で最初に受診した医師は、
私がGIDであるとカムアウトし、それと仕事の齟齬が生じてると伝えたけど、
私のGIDは却下され、仕事の壁にぶつかると、
後ろに倒れて、仕事を直ぐ辞めるからそれをどうにかしようね、と言われた。

だから、ジェンダー的な部分で辛くなると針間先生、
他はその当時通ってた医師に薬出してもらってた。

最初の医師が、自分のジェンダー違和を少しでも受け入れた上で治療してくれたら、
もう少し楽だったなぁと思う。

転院した先は、ジェンダー違和をある程度分かってくれてるし、カウンセラーさんも、理解はしてる。
だから、ジェンダー違和の話を特にしなくても、安心して通える。

この本(雑誌?専門誌?)をいろいろな医療従事者の人達に読んで貰って、
いわゆるLGBTが安心して通える精神科が少しでもふえたらいいな。

あと、金城先生の論考に深く頷いたのでした。
ウチ(MX)にも、女性が好きだから、彼女と付き合っているから自分はFTMだ、
と言う人がやって来る。

あえて否定はしないけど、あえて身体治療を勧めもせず、
みんなで身体違和感について話したり、自分は性指向は男性なんで、
FTMゲイだよーみたいな話をしつつ、ご自身はどうしたいのか?を考えてもらっているつもり。
女性が好きな自分≠FTMでは必ずしもないんだけどなーとは私は思うんだけどね。